1.解答

問1

 

 

問2

 

 

問3

 

 

2.解説

問1

仕訳については、次のとおり。

 

4/ 1 現金を受け取ってすぐに普通預金に入金した場合は、直接「普通預金」(資産グループ)が増えたと考え、「普通預金」を借方(左側)に記入します。そして、寄付金を受け取ったことで「受取寄付金」(収益グループ)が増えたので、「受取寄付金」を貸方(右側)に記入します。

 

4/ 5 本問で購入したパソコンは10万円以上なので、このパソコンは「備品」(資産グループ)として処理します。そこで、「備品」(資産グループ)が増えたので、「備品」を借方(左側)に記入します。そして、代金が「普通預金」から支払われ、「普通預金」(資産グループ)が減ったので、「普通預金」を貸方(右側)に記入します。

 

4/ 7 現金を普通預金から引き出したので、「現金」(資産グループ)が増え、「普通預金」(資産グループ)が減ったので、「現金」を借方(左側)に記入し、「普通預金」を貸方(右側)に記入します。

 

4/10 助成金が普通預金に入金され、「普通預金」(資産グループ)が増えたので、「普通預金」を借方(左側)に記入します。一方、助成金を受けたときは、「受取助成金」(収益グループ)で処理します。そこで「受取助成金」(収益グループ)が増えたので、「受取助成金」を貸方(右側)に記入します。

 

4/12 コピー用紙の購入は、「消耗品費」(費用グループ)で処理します。そこで、「消耗品費」(費用グループ)が増えたので、「消耗品費」を借方(左側)に記入します。そして、代金は現金で支払われ、「現金」(資産グループ)が減ったので、「現金」を貸方(右側)に記入します。

 

4/15 仮払金を支払ったことで、後で生産してもらう権利である「仮払金」(資産グループ)が増えたので、「仮払金」を借方(左側)に記入します。そして、仮払金を現金で支払い、「現金」(資産グループ)が減ったので、「現金」を貸方(右側)に記入します。

 

4/18 文具用品は「消耗品費」(費用グループ)で処理します。そこで、「消耗品費」(費用グループ)が増えたので、「消耗品費」を借方(左側)に記入します。そして、代金は普通預金からの引き落としにより支払われ、「普通預金」(資産グループ)が減ったので、「普通預金」を貸方(右側)に記入します。

 

4/20 仮払金の清算の場合は、まず、「仮払金」(資産グループ)は清算により無くなるので、「仮払金」を貸方(右側)に記入します。そのうえで、その清算内容に合う勘定科目を考えていきます。本問では、旅費及び滞在費がかかっていますので、これは「旅費交通費」(費用グループ)で処理します。「旅費交通費」(費用グループ)が増えたので、「旅費交通費」を借方(左側)に記入します。また、清算の残金が現金で返還され、「現金」(資産グループ)が増えたので、「現金」を旅費交通費と同様、借方(左側)に記入します。
また、本問のように、仕訳で借方(左側)または貸方(右側)に勘定科目が複数来るときは、必ず、借方合計、貸方合計を計算し、両方が同額になるかを確認する癖をつけておきましょう。

 

4/25 電気代は「水道光熱費」(費用グループ)で処理します。そこで、「水道光熱費」(費用グループ)が増えたので、「水道光熱費」を借方(左側)に記入します。そして、料金は普通預金からの引き落としにより支払われ、「普通預金」(資産グループ)が減ったので、「普通預金」を貸方(右側)に記入します。

 

4/28 電車賃は、「旅費交通費」(費用グループ)で処理します。そこで、「旅費交通費」(費用グループ)が増えたので、「旅費交通費」を借方(左側)に記入します。そして、料金は現金で支払われ、「現金」(資産グループ)が減ったので、「現金」を貸方(右側)に記入します。

 

問2

 

本問のように、総勘定元帳(以下、「元帳」という。)に転記をする際は、テキストでも書きましたが、次のことに気をつけながら解答してください。

 

(1)仕訳で、転記しようとする元帳の勘定科目が借方(左側)にあるとき
その仕訳をした際に貸方(右側)に記入した勘定科目を書くこと。言いかえると、借方(左側)からみて反対側の貸方(右側)の勘定科目を書きます

 

(2)仕訳で、転記しようとする元帳の勘定科目が貸方(右側)にあるとき
その仕訳をした際に借方(左側)に記入した勘定科目を書くこと。①と同様、言いかえると、借方(左側)からみて反対側の借方(左側)の勘定科目を書きます

 

(3)上記①、②で注意すべきことは、自分の勘定の反対側の勘定科目が複数あるとき
その勘定科目すべてを元帳に転記はしません。それだけのスペースがないので、それに代わり、「諸口」という言葉を記入します。「諸口」は勘定科目ではなく、勘定科目が複数あることを示す便宜上の用語です。

 

(4)それ以外の項目、日付、金額について
これらは、その転記をしようとする勘定のものを使って転記します。

 

ここでは、すべての転記を説明するスペースはありませんので、代表として、「仮払金」を例にとって説明します。

 

①仮払金にかかる仕訳は、次のとおりです。

 

②仕訳をもとに元帳の「仮払金」のページに転記をします。

ⅰ)まず、4/15の仕訳を見ると、「仮払金」は借方(左側)に入っていますので、「仮払金」の元帳の借方(左側)に日付、金額を仕訳の借方(左側)を見て転記します。そして、相手勘定科目ですが、仕訳の相手勘定科目(反対側の科目)は「現金」ですので、この「現金」という勘定科目を借方(左側)に(貸方(右側)に記入しないよう注意!)記入します。

 

ⅱ)次に、4/20の仕訳を見ると、「仮払金」は貸方(右側)に入っていますので、「仮払金」の元帳の貸方(右側)に日付、金額を仕訳の貸方(右側)を見て転記します。
そして、相手勘定科目ですが、仕訳の相手勘定科目(反対側の科目)は、「旅費交通費」と「現金」の2つがありますので、ここでは、この2つの勘定科目を使わず、代わりに「諸口」を貸方(右側)に記入します。

 

 

このような要領で、あとのすべての総勘定元帳について転記をしてみましょう。

 

問3

総勘定元帳の各勘定科目の帳簿残高の計算方法は、次のとおりです。

 

①その勘定科目の借方合計と貸方合計を計算します。

②その勘定科目が資産、負債、正味財産、収益、費用のどのグループに属する科目かを判断します。

③そのグループによって、プラスの位置にあるのは「借方(左側)」、「貸方(右側)」のどちらであるかを判断します。

④プラスの位置にある合計額から反対の位置(つまりマイナスの位置)にある合計額を差し引きます。その差額が、その勘定科目の「帳簿残高」です。

 

例として、本問の「現金」勘定について見てみましょう。

 

①「現金」の借方合計は、100,000円+4,000円=104,000円です。
一方、貸方合計は、5,000円+50,000円+1,200円=56,200円です。

②「現金」が属するのは、「資産グループ」です。

③「資産グループ」のプラスの位置は、借方(左側)です。

④したがって、計算式は、104,000円-56,200円=47,800円。これが「現金」勘定の帳簿残高」です。

 

あとの勘定科目がどのグループに属するかについては、第3回、第4回のテキストを参照してください。そのグループがわかれば、上記の説明どおり計算することにより、解答にたどり着けます。
なお、本問の中で、「仮払金」については、借方合計と貸方合計は一致します。この場合は、差引「0」となり、帳簿残高は、借方(左側)、貸方(右側)のどちらでもなく「0円」となります。(解答では、借方か貸方かについては、「-」とし、金額は「0」としています。)