今回は、簿記のシステムを支えている基本構造をみたいと思います。

 

簿記の5つのグループと財務諸表

簿記では取引を次の5つのグループに分類して処理します。

注1)収益に似たことばで、「利益」がありますが、これらの関係は次のとおりです。
収益-費用=利益(マイナスの場合は「損失」)
※NPO法人では利益は、正味財産の増加分と捉えて、「正味財産増加額」とします。

注2)「収益」・「費用」と似たものとして、「収入」・「支出」があります。
「収入」・「支出」は現金の出入りをあらわす言葉ですが、「収益」・「費用」は会計上の言い方であって、現金の出入りとは直接は関係がありません。
簿記では、現金の収入が無くても収益とし、現金の支出が無くても費用とする場合があります。

以上の5つのグループは財務諸表の中で次のように、左右に分けて配置されます。

 

簿記では、「左右に書き分ける」方法により取引を記録しますが、この左側を「借方(かりかた)」と呼び、右側を「貸方(かしかた)」と呼びます。

上の貸借対照表や活動計算書は簿記の5つのグループを左右に配置していますが、これは同時に、5つのグループの「増加したときに書くべき場所」を示しています。

各表とグループには次のような関係があります。